9 diamond triangle topstringの編み方

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1.9 diamond triangle topstringとは

9 diamond triangle topstringとは通常の9Dトップストリングにプラスして編むトップストリングです。
具体的な機能については後述するとして、見た目が三角形だからこのような名称がついています。

今回は9Dトップストリング(上級者向け)でのトライアングルを解説していくため、そちも合わせてご参照ください。

2.完成形

正面

3.メリット

・見た目がかっこよくなる
最大のメリットはまず何といってもこれ!ポール・レイビルのクロスにこの編み方が使われていて、思わず自分も真似してみたのを覚えています。

・サイドウォールストリング、トップストリング両方の補強となる
最初はかっこよくて真似していただけでしたが、編んでいるうちに段々機能的なメリットに気づくようになりました。
それがこのメリットです。例えば以下のようなパターンのとき、
1
2 9 diamond top string
3 9 diamond triangle top string
4 sidewall string start
5 skip
6 ak
3のtriangleがないと、4でスタートするときに隙間が空きやすくなってしまいます。
なので、もしtriangleなしで編むのであれば、自分なら以下のように編みます。
1
2 9 diamond top string
3 sidewall string start
4 skip
5 skip
6 ak
こうすることでtriangleがなくても、隙間なく編むことができます。
ただトップを補強することはできなくなります。

4.デメリット

・編むのが難しい
そもそも上級者向けの9Dトップストリングも簡単とは言いづらいので、編み経験が少ない人には難易度が高いかもしれません。

・緩く編むトップには不向き
そもそもトップストリングの張りを担保する機能なので、緩く編む際にはこのトライアングルは無意味になります。
ただ緩く編む用のトライアングルがないかと言えばそういうわけでもなく、9D hidden topstringとかであれば可能だと思います。

5.編み方

まず編み始める前の準備として10D列1番目のダイヤモンドを固定します。
(サイドウォールストリングをスタートさせるダイヤモンドと同じ)

※ここから編むことによって全体のトライアングルの角度が近くなりビジュアルがよくなります

①サイドレースをトップホールに通す(正面→裏)

②〇で囲ってある部分にサイドレースを通す

こんな感じになります

正面から見るとこんな感じです。
※〇で囲ってあるところは次にサイドレースを通すところです。
画像ではわかりにくいですが、トップストリングのサイドレースとダイヤモンドの間です。

③〇にサイドレースを通す

実際に通すとこんな感じ

④トップホールにサイドレースを通す(裏→正面)

正面から見るとこんな感じ

⑤サイドレースを裏面に持ってきて(何も通さない)、〇の部分の下をくぐらせる
具体的な手順は次の画像で

まず下に通す

次に隣のダイヤモンドめがけて上に通す

正面から見るとこんな感じ

①に戻る

以上のステップを繰り返せば最初に見たような完成形になります。

6.終わりに

最後に過去の投稿から完成形を見てみましょう!
特に特別な編み方をしていないオーソドックスなトライアングルです!

やはり綺麗に編めたトライアングルは美しいですね。
自分の編みに拘りたいという人はぜひチャレンジしてみてください!

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