ssiの編み方

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1. ssiとは

ssiとはstacked special interlock
の頭文字をとったものであり、直訳するとstackedな(重ねた)siです。

ssiを使いこなせるようになると、編み師としての階段を1段上れたことになると思います。

2.メリット

・キープがよくなる
・ポケットの位置が高くなる
・ショットが溜まりやすい


ssiはうまく使いこなせると上記のメリットが得られるのですが、いかんせん使いこなすのが難しくもあります。
後述するデメリットも理解したうえで使用するのがいいかと思います。

3.デメリット

・投げ感が出にくい
・ssiを入れる位置によってはかかる
・パウエルを入れる位置によってはかかる


これらのデメリットはたしかにありますが、工夫次第で何とかなります。
例えば1つ目の投げ感についてですが、ssiの位置を下げるか、シューティングコードを使用することで解決できます。そもそもなぜこのような問題が起こるかというと、ssiを使うと使用した段がリリースポイントとなってしまうからです。このような問題は低めに使ったssiや、siのみを使ったクロスでは起きにくいです。

2つ目3つ目のデメリットはあくまでも組み合わせの問題なので、パウエルを外したり、段を変えてみると解消できると思います。

4.編み方

①ダイヤモンド2つにサイドレースを通す(裏→表)

②サイドレースをサイドホールに通し(外→内)、ロックする(ひっかける)
参考:このままだと2(ダブル)

③ロックした方に近いダイヤモンドにサイドレースを通す(表→裏)
参考:このままだと1si(シングルsi)

④もう一つのダイヤモンドにもサイドレースを通す(表→裏)

⑤手前に引く(完成)

5.使用例

冒頭にも書きましたが、ssiは使い方が大事です。
なのでこれから紹介していく使用例はどのような目的を持って使っているかという点にフォーカスしていこうと思います。

①ショット時の溜まりと、上ポケになるように意識した使い方
ssiを2つ使っているのと、パウエルは掛かりすぎないようにかなり上目に配置しているのがポイント

②抜け感はsi、キープのみssiで向上
かなり低めにssiを配置することにより、リリースの邪魔にならないようにしているのがポイント

いかがだったでしょうか?
たしかにssiは使うのが難しいですし、自分も今でも悩むことがあります。
しかしながら特性をしっかりと理解した上で、目的を持って使えばきっとパフォーマンス向上に寄与すると思います!

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